図工クラブやってます
モンゴルの学校では、2部制(午前・午後に分かれて子供が登校してきて授業を行う)が多いですが、今の配属先は午前で授業が終わります。
午後は何をしているかというと、教室で個別指導をしたり、復習をしたりしているのですが…
日本の学校でいうと、クラブ活動みたいな活動もやっています。
小学校の教頭先生から「図工クラブをやってみない?」と打診を受けて、渋々受けました。
というのも、全教科の中でも図工はイマイチ掴めていない教科で自信がなかったからです。
しかし、結果的には引き受けて良かったと思っています。
ついこの間、来蒙した1次隊の隊員の中に美術の先生がいたので、色々と図工のネタを教えてもらっています。
「なるほど!そうした発想かぁ!」
と、美術系の道を全く歩んでこなかった自分にとって、発想が豊かで(やっぱり芸術家は創造性が全然違うなぁ)と感心してしまいます。
図工クラブの子供達は、各クラスから5,6名希望者を募って始めました。でも、途中から「私もやりたい」と言って参加してきたり、気づいたら辞めていたりと人数は流動的です。
でも、「勉強ではないしクラブとして絵を描くことを楽しんでくれたらいいかぁ」という気持ちでクラブを運営していると、かなり気が楽です。
そうした心の余裕が出てくると、子供たちに対する絵も指導するというよりも「描きたいことをどんどん描こう」という声かけになりました。
今にして思えば、自分の(日本での)図工は「こんな作品を作らせる授業だから…」に縛られていて、子供の自由度が低かったように感じます。
描いていく中で生まれてくる発想、それを楽しみ表現していく。
そんなほんわかした時間がこの図工クラブの中には流れています。
同じテーマでも、色々な絵が出来上がったり、描いていく過程がそれぞれ違ったり…
自分は「この子はこんな子なのかな」と想像しながら、子供達の様子を観察しているだけで特に何もしていませんが(笑
図工という教科の新たな面白さを感じている日々です。