春休み期間放浪 in タイ
協力隊には、それぞれ任国ごとに行ける海外が制限されています。
モンゴルの場合行ける国、地域は…
ロシア、中国、香港、タイ、マレーシア
(少なっ!)
そして、年間で任国外へ行けるのは合計で20日間。
その期間を利用して日本に帰る人も結構います。
(でも、日本は任期中1回しか行けない)
今回は、この任国外制度を利用して同期3人と一緒にタイへ行きました。
「やっぱり海外旅行ってワクワクするね」
(って、モンゴルが海外だと言うことを忘れているかのような発言をして笑いました)
実はタイは今回で3回目です。
が、何度行っても「イイ!」と思わせてくれる国、それがタイです。
今回は、訓練所の同期隊員もちょうどバンコクにいると言うことだったので、再会することもできました。
海外に住んでいる目から見る海外
今までは、日本に住んでいて海外へ行っていたので「日本と海外」の比較ですが、今回は「モンゴルとタイ」と言う「海外と海外」の比較の視点で見ることができて、おもしろかったです。
例えば、日本人にとってどれだけ住みやすいか…
1.買い物編
数日の旅行なら何とかなりますが、住むとなると日本のものが恋しくなりますね。
そこで、こんな日本のスーパーと遜色のないお店があったら最高です。
日本に帰ってきたのでは?と錯覚してしまうほどの品揃え。
納豆の種類もこんなに!!
とにかくここのスーパの品揃えには、驚きました。
モンゴルに帰国する直前に、ここで買い出しをしたのは言うまでもありません。
2.外食編
居酒屋横丁?
一瞬、タイにいることを忘れる。。残念ながら、時間外で入れませんでした。
それにしても、街中に普通に日本の居酒屋チェーン店があります。
あの味が懐かしくなったらここへ!
寿司のレベルも高い!
ここで食べた寿司は、日本で出しても絶対人気が出るだろうと思うくらいのクオリティです。特に炙りエンガワはメチャクチャ美味い!
思わず「エンガワありがとう!」と同期のKちゃんは言ったそうな。
ここのラーメンもレベルが高い!
なんでこんなに美味いものがあるんだ…
と、ただただため息が(笑
もちろんタイ料理も
タイの屋台の料理も美味しい!
袋に入れて、持ち帰るタイ人も結構いました。
こんなに安くて、美味しくて、種類が豊富にあったら家で作らなくても仕事帰りにサクッと買って帰れるな〜
タイはモンゴルと比較すると、やっぱり食材の種類が豊富です。
その国で手に入る食材と食文化は関係していますよね。
3.人
もう3回目なので、新鮮さがあまり無いかなぁと思っていたけれど…
ドッコイ
とにかくタイの人は優しい!ということを痛感しました。
みんなニコニコしているし、仕事が楽しそうです。
屋台のおばちゃんもカメラを向けると、ニコニコしながら応えてくれます。
本当にいい人ばかりでした。
日本でも「オモテナシ」が一時期流行りましたが、日本のオモテナシは義務感というか、表面的?
でも、タイの人たちは本当に笑顔で「美味しいでしょ?!」なんて感じ。
ますます、タイが好きになりました。
そして、豊かな国際都市である!
GDPで考えるとタイは中進国だそうです。
ただ、バンコクの街を歩いた肌感覚で言うと、東京以上に国際都市な感じがしました。
モンゴルの首都も「なんだすごい都会じゃん!」と思っていましたが、いやいやまだまだでした。。
モンゴル人に「日本はどうしてそんなに発展することができたの?」と聞かれたことがあります。おそらく、多くの外国の人は「日本人は真面目で律儀で一生懸命だから、経済発展することができたんだ」と思っているでしょう。
しかし、日本の現代史を改めて紐解いてみると、日本の経済発展はただ単に運が良かったから、だと思ってしまいます。
そうした過去の経済成長の夢をずっと見続けた結果が、今の日本の状況でしょう。
タイの発展は、ただ単に運だけで来ているのでは無いような気がします。
以前タイに来た時よりも、明らかに発展しています。すごいスピードだなと驚きました。
もちろん、貧富の差はあるのでしょうが、不思議と悲壮感が無いところが、これからのタイのポテンシャルを感じさせるところです。
日本、モンゴル、タイと3カ国で比較すると色々なことが見えてくるような気がしました。
春休み期間の放浪 in エルデネト
同期隊員の任地を訪れ、首都にそのまま戻るのも惜しいので途中にあるモンゴル第二(第三?)の都市のエルデネトに寄ることにしました。
エルデネトは一言で言うと…
The 都会(笑
街が整っていて、首都のUBよりも暮らしやすそうです。
カラフルな建物も目立ちますね。
謎の金の大仏も目立ちますね。
今回は、寒すぎて行くのは断念…
こんな大きなスポーツ施設もあります。
レーニンの横顔
普通に街中で見かける位、エルデネトはロシア人が多かったです。
だからなのか、普通は見かけないОрос Дэлгүүр(ロシアの食料品店)
こんなおしゃれなカフェもありますよ。
かなりレベル高し!
以上、エルデネトに住んでいる隊員に色々と紹介してもらいました。ありがとうございました!
同じ地方都市でも、やはり全然違いますね〜
春休み期間の放浪 in ボルガン
モンゴルの学校は4学期制です。
今年の春休みは、3月23日〜4月5日までありました。
その期間を利用して、任地から飛び出ました!!
首都:ウランバートル
4次隊や現職1次隊(自分もあと1年後…)の送別会に出席。
前日には、UBのユースの女子サッカーチームと親善試合にも急遽参加。
首都は日本企業の方などいて、日本人コミュニティがあります。
人の繋がりが拡がりそうだなと感じました。
地方:ボルガン
同期隊員の活動先にお邪魔しました。
おそらく、同期の中では一番田舎?な町です。(でも一応、県庁所在地らしい)
移動は、バスと列車がありますが迷わず列車で行きました。
頭の中で「世界の車窓から」の音楽が流れますね。
列車の中はこんな感じ。
寝台列車のようになっていて、寝ながら移動できます。
ゆっくり列車の旅もいいものです。
ちなみにこの列車、モスクワまで行けるそう。(JICAの規定でロシアは陸路で国境は超えられないのが残念)
さて、ボルガン。
こんな感じの町です。
他の町はやはり新鮮ですね。
何より、チョイバルサンには無い山がある。
山があるって、景色を立体的に見せてくれるんだなぁと感じました。
ボルガン散策
1.広場とその中央に鎮座する像(どこの町にもあるのかなぁ…)
2.謎のモニュメント
3.博物館(動物の剥製がたくさん。意外と楽しめます)
馬乳酒を作る道具。
4.通称:石ゲル(マルガイ:帽子??)
誰かの霊廟らしい。入り口は鍵がかかっていて、博物館で教えられた電話番号に電話すると鍵の持ち主が現れて開錠してくれる。(RPGかよ…)
ちなみに、一人₮2,000徴収されました。(キイテナイヨ)
チョイバルサンと比べて、Байшин(バイシン:鉄骨の建物)は少ないかなぁって感じでしたが、まぁ同じ地方都市でした。
他の地域に行ってみるのもいいかなぁと感じました。
色々と比較することで、今まで見えなかったことが見えるようになってきたりしますから。
お好み焼き!
Skype交流:2回目
前回1回目のSkype交流をして、今回は2回目です。
今回のテーマは「互いの国を紹介しよう」です。
モンゴルの何を紹介するか?
モンゴルはЦагаан сар(ツァガーンサル:モンゴル正月)明けだったので、モンゴルの伝統的な服装やЦагаан сарの挨拶について紹介しました。
今回は、活動先のЗахирал(ザヒラル:校長)も見に来てくれました。
モンゴル正月では、このように年長者に対して挨拶をします。
正月という文化は各国あれども、挨拶や食べ物と言った文化は違って面白いですね。
自分が実際に行ったモンゴル正月↓
日本からは…
日本からは「知床の世界遺産」「姫路城」「厳島神社」「スカイツリー」でした。
そして、今回はお互いに紹介することが多くそれを通訳というのが自分の役割でした。。
日本からは、子供達が発表するための原稿や調べた内容を事前に送ってもらい、知らない単語を調べておきました。
Skypeなので、写真などを見せることができてモンゴルの子供達も、自分の拙い通訳でも伝わったのでは無いかなと思います。
姫路城の桜の写真は、やはりグッとくるものがあり、モンゴル語での説明にも力が入りましたね(笑
今回の世界遺産の紹介は、子供達の提案だったそうです。
日本に普通に住んでいて世界遺産を調べたり、ましてや紹介なんてしませんよね。
こうしたSkype交流を通して、日本の子供達が自国を振り返る機械になっているんじゃ無いかと思いました。
最後に
子供達から「ジャンケンをしたい」と要望があったので、1対1で5回勝負のじゃんけん大会をしました。でも、Skypeのタイムラグで上手くいかず…(笑
でも、そうした失敗を経験することも良いんじゃないかと思ってます。
このSkype交流を通して、自分自身も学びがたくさんあるし、日本の子供達にもたくさん学びがあるような気がして、とても楽しくできています。
次回の日程調整も行なっているので、どのように実践できていけるか楽しみです。
途上国あるある
日本では滅多に起きないことが、途上国では稀に起きます。
そして起きました。
水漏れ…
トイレの下の隙間から水が漏れ出るようになってしまいました。
なので、下の隙間をコンクリートで埋めました。。
でも、手の届かない後ろから水が!!
ウゥ…ン。
すると下の階の住人から「水が漏れて来てるぞ!!」と(汗
JICAの調整員やカウンターパートや近くに住んでいるモンゴル人の同僚や大家…
ありとあらゆる人に電話をして状況を報告します。
調整員さんに電話をすると「よくあることだね(笑 自分に過失がない場合は、大家の責任なので大家に修繕してもらうといいですね」
ということなので、大家と交渉。
意外とすぐに来てくれて状況を確認してくれたけれど、大家は次の日から田舎に行くそう。しかも、携帯の電波が通じない!!
次の日…
ドアをダンダンと叩く音で目が覚め出て見ると知らないおじさん。
なんでも、大家のお父さんらしい。
「トイレを交換して欲しい」というと「トイレは高い。お金が無い」という始末。
月の家賃で購入、修繕して欲しいと伝えると
「じゃあ、トイレを見てくる」
と言って去ってしまった。
その日は、何か知らない人が何人も来て水漏れのトイレを見ては「これは、交換するしかない!」と言って帰る(笑
そして次の日…
モンゴル人の同僚から「今日の10時に大家のお姉さんがトイレを買って持って行くから家にいて」と言われ、ホッ
しかし、実際来たのは16時(笑
でも直してくれるなら、なんでもいい。とにかくありがとう!!
訓練所にいるときに海外保険で「水漏れはよくありますから、ぜひご加入を!」と言っていて「そんなことあるの?」と思っていたけれど、実際本当にありました。
しかも、先輩隊員に聞くと結構経験しているみたい。
生活してみないと分からない事ってありますね。
いい経験になった。