モンゴル正月、いわゆるツァガーンサル
日本で正月といえば1月1日ですが、世界には色々な正月があるんだと改めて感じます。有名なのでは、旧暦の旧正月ですね。
さて、モンゴルにも独自の正月があります。
それがЦагаан сар(ツァガーンサル:正月)
聞いたところによると、チベット仏教系の正月の日にちみたいです。
太陰暦を基にしているので、日にちは年によってバラバラみたいで、今年は(2月27日〜3月1日)結構遅めだったらしい。。
さて、そんなЦагаан сарの紹介です。
いざ、モンゴル人のお宅訪問
基本的に偉い人の家に行くそうで…
学校の校長先生の家へ行きました。
「ザヒラル(校長)の家はゴイ(最高)だ!」
とみんなが口を揃えて言っていましたが、同じ団地に住んでいるにしては部屋数もあり、なかなかゴイな家でした。
家に行くと先客の先生がいましたが、自分たちが来たタイミングで帰って行きました。
テーブルの上には、お菓子やサラダがたくさん!!
まずはその家の家長と挨拶をします。
家長が青いスカーフらしきものを持って、両腕を出しているので、年少者はその腕の下を支えるようにして「アマル バイノー」と挨拶をします。
そして、席について歓談
アーロール(乳を乾燥させた食べ物。ニオイがは、やっぱり勇気がなくて手が出ない…
Цагаан сарならではの食べ物
Боов(ボーウォ:小麦粉のお菓子)
日本の正月で言うと鏡餅のような感じですかね。
年齢に応じて高さが変わってくるそうです。また、積み方もルールがあるそうですが、いまいち聞き取れなかった。。
羊丸ごと
そして、羊丸ごと1頭。脂がすごいですね。。白いの全部脂ですよ!!
出ました、Бууз(ボーズ)
奇数が良い数字とされ、1つまたは3つを食べるのが習慣だそうです。
しかし、特に強制はされなかったからホッとしました。
ザヒラル(校長)の家では、3000個も作ったそうです。
お客さんに振る舞うために、それだけの数を作る必要があるんですね。
…にしても3000個って…
感想
先輩隊員から「Цагаан сарはБуузをエンドレスに食べさせられて、やばっかった」「Архи(アリヒ:モンゴルウォッカ)を飲まされすぎて、二日酔いがやばかった」と聞いていたので、戦々恐々としていましたが、思ったよりも強制されなかったのでよかったです。
メネジル(教頭)の家にも呼ばれたので、行ったのですが、普通に話して終わりました。
Цагаан сар終了後「なんでウチに来なかったの?」と他の先生に何回か言われましたが(自分から行くものなの?)と思いました。
また来年、帰国間際に挨拶回りを含めて行こうかなと思います。
チョイバルサンにあるОвоо(オウォー:石を積み上げた何か)
ミルクがかけられていた。これも、何か意味があるのかねぇ?