9月 活動記録 【биеийн тамир ビーン タミル】
биеийн тамир (ビーン タミル:体育)の授業に1日参加しました。
体育の先生は、専科の先生です。年配な感じの男の先生がやっています。
よく体育では学級経営が見えるということですが、まさにその通りでした。
まず、廊下に並ぶけれども、並び順で言い争いをし、列は乱れたままで外へ…
(並び順を事前に決めていないのと、子供同士の間隔が密着していることが原因かも)
外に出ると軍隊のような点呼と行進
この時期は走るのがメインだそうです。
学校の前の道を走り、池の周りを走り…
でも、4クラスあるけれど、それぞれのクラスで内容が違いました。
1クラスは、ちょっと走って、ストレッチ
2クラスは、ちょっと走って、50m走
3クラスは、突如授業を振られ鬼遊び
4クラスは、反復横跳びや筋トレして、自由時間(笑
4クラスの時は、自由時間の時に体育の先生は校舎の後ろへ行き、タバコタイムでした(笑
そして、ちょっとワチャワチャすると男の子は殴り合い、取っ組み合い、石投げあい?!危ない!!
体育の先生は、それが分かっているのか、分かっていないのか…
「このクラスは、上品なクラスだ」
いやいや、殴り合いしてましたが(汗
体育の授業の学習(単元)内容は、あって無いようなものでした。
まぁ、体育の時間は先生がいなくなって勝手に子供達で遊んでいるような体育もあるようなので、50%は先生が一緒にいるからいい方なのかもしれません。
さて次のクラスを待っている時に、体育の先生から「日本の体育をやってくれ」
?!
まぁ、こういう無茶振りにも慣れてきましたが…授業は5分後…
道具は無いし、何をしようか考えました。
簡単で楽しめて、走る運動があって…
「鬼遊び!」
それをすることにしました。
鬼遊びですが、本当にモンゴル語で説明をするのは難しいです。
「タッチすると鬼が変わる」という説明も、一つ一つ単語を調べないとわからないからです。
そして、実際に子供達とやってみた感想は…
ルールを守らない…
説明が伝わっていないのか?と思い、自分も一緒になってやりながら、その場で言っても、関係なく続けていました。
また、話をするときにいつまでたっても静かにならない。
ずっと誰かがしゃべっているので「今しゃべった人は、そこで待ってなさい」と初叱り。
すると、その4人が家に帰ろうとしていたので、他の子は慌ててました。でも、すぐにフォローすれば大丈夫だろうと放っておきました。
他の子が鬼遊びをやっている間に「本当は、みんなとやりたいんだよ」と伝え話していると、他の子も寄ってきて自分の言っている内容を翻訳してくれました。(泣
その後は、自分が鬼になって子供達と鬼遊びをしました(もちろん、さっき叱った子を狙って追いかけました)
その後は、子供達が今まで以上にくっ付いてきて、ちょっと距離を縮められたかなと感じました。
スマホで、自分の好きな歌手の画像なども見せてくれました。(普通に携帯を学校に持ってきています)
やっぱり、子供との距離を縮めるには、一緒に遊ぶのが一番。
さっき叱った中でも一番すねていた女の子は、教室に戻る間ずっと手をつないできていて、子供は素直だな(笑
だからこそ、見捨てないでちゃんと付き合っていかないといけないんだなと改めて感じました。
そんな1日でした。