モンゴルってどんなとこ?

青年海外協力隊(JOCV)小学校教育での奮闘記

語学最終日

訓練も残すところあと1日です。

 

本当にあっという間で、こんなに充実した日々はそうないと思います。

こんな経験をさせていただいた感謝の気持ちと、思い出をたくさん作ってくれた仲間たちに、本当に感謝です。

 

そして、忘れていけないのが語学の先生「Наран багшаа」です。

 

厳しいけれど、愛がある。そんな先生でした。

語学に対しては初めの頃から

 

「宿題は〜ページやってきてください」…夜の10時まで宿題に追われ。。

「明日は、第◯課のテストですよ」…単語30個を暗記、文法復習。。

「日記と教科書の例文を書いてきてください」…辞書をひきまくり夜の10時。。

「スピーチを一人10分程度やってください」…拙いモンゴル語で10分スピーチ

 

文法や単語で間違えると「前に教えました」「文法を思い出す気がない」「復習をしていない」と厳しい言葉もよく言われました。

 

「あなた達は、話そうとしていない。これでは、テストも合格できない」

「勉強したことが身についていない。私もどうやって教えていいか分からない」

 

その度、クラスの仲間と落ち込み、励まし合って乗り越えてきました。

朝のマラソンの時間には、単語帳を持って走っていました。

居室(寝る部屋)の中は、付箋だらけ、単語を書いた紙だらけになりました。

 

それでも、先生(багшаа)にはまだまだ指導されました。

 

今日は、語学教室の最終日でした。

 

3時間授業の中で1時間だけ、freeな時間がありました。

 

そこで、2ヶ月間の写真を見ました。

この2ヶ月間の本当に、語学は大変でした。でも、ここまで乗り切れたのは何度も言うけれど、仲間がいたからです。

 

そして、багшааに色紙と写真を渡して

「Та нар 2 сар их сайн хчеел хийсен...」

(あなた達は、2ヶ月間とてもよく勉強しました…)

 

その言葉を聞いた瞬間、クラスのみんな堰を切ったよう涙が流れました。

 

辛かった語学だったけれども、こんなに頑張った。

そして、それはбагшのおかげであることも...

 

Наран багшの厳しさには、教師としての愛がありました。

2か月という言語習得には短すぎる期間の大変さを、一番知っていたのはбагшだったんだと思います。

 

教師としての厳しさ。人としての優しさ。

まさにНар(太陽)のような人でした。

 

教員として目指すべき人と、また出会うことが出来ました。

 

改めて、Наран багшаа их ваярлалаа!!

 

 

※公用旅券をもらいました。緑色です。

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※隊員バッチをもらいました。強力磁石で、よくなくすそうです。。

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※講堂前のスペース

毎晩、ここで一人ブツブツ 単語やspeakingの練習をしていた思い出深い場所。

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