モンゴルってどんなとこ?

青年海外協力隊(JOCV)小学校教育での奮闘記

所外活動:働くということ

今日は、1日訓練所から出てボランティア活動をする日です。
候補生を受け入れてくれる訪問先にグループごとに行きます。
例えば、幼稚園、介護サービス、農家…etc

自分たちのグループは、農家へ行きました。
お手伝いをした内容は、キュウリのビニールハウス作りです。
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まず、200本近くある鉄パイプを運びます。
そして、2本ずつ地面にさしていき、骨組みを作っていきます。

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昼には休憩(シエスタ)もして、午後はひたすら鉄パイプをさして、骨組みを作っていく。

最後は、畑の石を拾って10分前に終了です。

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終ってコーラを頂きましたが、これが格別に美味しいです!!
(ビールだったらもっと最高!だけれど、訓練なので…残念)


【働くということ】

働いた時間は9時~16時でした。
9時~12時まで働き、13時30分まで休み、また16時まで働く。
農作業という体を使った仕事を自然の中で行うこと。
風が強くなり、遠くを見ると灰色の雲が見えて「大丈夫かな?」なんて思ったりする。
近くの田んばからは、蛙の鳴き声が聞こえて来て、足の裏では土の感触、土とたい肥のにおい。
日本人の心の根底には自然を大切に思う気持ちがあると思う。
それは、日本は自然災害が多い国だからだと思う。

昨日の研修である大学生が「小学生に食べ物を大切にという事を伝えたいのに伝わらない」と言っていた。
昔から日本で言われている事だけれども、それを実感をもって言える大人はどれだけいるんだろう。
食べものを作る苦労を昔の人は日常的に感じていたのではないか。
今はどうだろう。
働く、自然から食べものを「頂く」:いただきます

あー、これが人が働くという自然な姿なのかもしれない。
と思った。

東京では、
机に向かって仕事をし、
成果を数字で出せと言われ、
体を動かしていないからとお金と時間を使ってスポーツをし、
健康の為と怪しげなサプリをのむ。


人が働くって何だろう。

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