モンゴルの春
モンゴルの春は「日本の三寒四温を激しくしたバージョン」と聞いていましたが、いや本当に激しかったです。
20℃代まで上がる日があれば、次の日は雪が降っていたりと…
また、風が暴風のように強く、砂嵐が…
こりゃ、春が嫌いな理由もわかります。
でも、晴れた日の週末は外でご飯を食べると気持ちがいいです。
任地の隊員と一緒に、近くの草原でピクニックです。
それぞれ、弁当を作って持ち寄りました。
先輩から譲ってもらったカセットコンロで、コーヒーも淹れらます。
2人用のテントも貰い物。最高でした!
のんびりと休日を過ごしました。
そして、暖かくなって来たので思い切って自転車も買いました。
中国製です。
サドルは硬いし、ハンドルのグリップは痛いし、ギア比は合ってないし…
最悪ですが、でも自転車は楽しいです。(はやく、日本に帰ってロードに乗りたい)
乗れる期間は、ほんと短いけれど徒歩では遠い場所まで行けるようになりました。
チョイバルサンにあるあると言われていたけれど、実際は行ったことのなかった駅を目指します。
おそらく駅舎と思われる建物。
営業はしていませんでした。列車が来る曜日が限定されているのでしょう。
また、リサーチしてから来たいと思います。
冬の間は、活動先と家を往復するだけでしたが(寒すぎて…)
これから夏に向けてモンゴルの色々な新しい一面を感じていきたいと思います。
北の国から
任地の大学で活動している隊員の紹介で、チョイバルサンの田舎に住んでいるというモンゴル人と知り合うことができました。
「田舎に遊びにおいで」
ということで任地の隊員全員(5人)でお邪魔しました。
任地のチョイバルサンから車で走ること3、40分。
周りは、何もなくただただ草原が広がるだけの場所に、ポツンと建物が!
その方のご自宅で、何とすべて自分で作ったそうです。
こりゃ、モンゴル版「北の国から」の黒板五郎か…
敷地内には、ビニールハウスがあり、とても暖かい!
ここでは、野菜の苗を育てているとのことでした。
水やりをお手伝いします。
温度管理もしっかりしているそうです。
毎日記録をして、FacebookにUPしているそうな。
別のビニールハウスは、小さな畑になっていました。
外にも、畑があります。
夏になり、気温が上がったら外にも植えるそうです。
このモンゴルの五郎さん「人間らしい生き方」をしたかった。
ということで、このような生活を始めたそうです。
それまでは、アメリカやドイツをはじめ各国で仕事をしていたそう。
英語、ドイツ語、ロシア語、モンゴル語が喋れる国際的な方でした。
お昼もご馳走になりました。
そして、話を聞いていくと「学校を作りたい」という計画を持っているそう。
・モンゴルの子供達は自然に恵まれている。
・そうした自然を通して学ぶ教育こそが本当の教育だ。
・黒板を使って野菜の育て方を学ぶことはできない。
・家畜の数を数えたり、生活中で必然的に数の概念を学んでいく。
・子供が学びたい気持ちを大事にして、いつでも大人が手を差し伸べる。
何とも壮大な、素晴らしい教育感だと思いました。
まさにデューイの経験主義的教授理論に基づいた教育感です。
しかし、それを実現するには様々な問題があって難しいですが、しがらみの少ない個人の学校ならば可能かもしれません。
ぜひ実現してほしいと思いました。
春休み期間放浪 in タイ
協力隊には、それぞれ任国ごとに行ける海外が制限されています。
モンゴルの場合行ける国、地域は…
ロシア、中国、香港、タイ、マレーシア
(少なっ!)
そして、年間で任国外へ行けるのは合計で20日間。
その期間を利用して日本に帰る人も結構います。
(でも、日本は任期中1回しか行けない)
今回は、この任国外制度を利用して同期3人と一緒にタイへ行きました。
「やっぱり海外旅行ってワクワクするね」
(って、モンゴルが海外だと言うことを忘れているかのような発言をして笑いました)
実はタイは今回で3回目です。
が、何度行っても「イイ!」と思わせてくれる国、それがタイです。
今回は、訓練所の同期隊員もちょうどバンコクにいると言うことだったので、再会することもできました。
海外に住んでいる目から見る海外
今までは、日本に住んでいて海外へ行っていたので「日本と海外」の比較ですが、今回は「モンゴルとタイ」と言う「海外と海外」の比較の視点で見ることができて、おもしろかったです。
例えば、日本人にとってどれだけ住みやすいか…
1.買い物編
数日の旅行なら何とかなりますが、住むとなると日本のものが恋しくなりますね。
そこで、こんな日本のスーパーと遜色のないお店があったら最高です。
日本に帰ってきたのでは?と錯覚してしまうほどの品揃え。
納豆の種類もこんなに!!
とにかくここのスーパの品揃えには、驚きました。
モンゴルに帰国する直前に、ここで買い出しをしたのは言うまでもありません。
2.外食編
居酒屋横丁?
一瞬、タイにいることを忘れる。。残念ながら、時間外で入れませんでした。
それにしても、街中に普通に日本の居酒屋チェーン店があります。
あの味が懐かしくなったらここへ!
寿司のレベルも高い!
ここで食べた寿司は、日本で出しても絶対人気が出るだろうと思うくらいのクオリティです。特に炙りエンガワはメチャクチャ美味い!
思わず「エンガワありがとう!」と同期のKちゃんは言ったそうな。
ここのラーメンもレベルが高い!
なんでこんなに美味いものがあるんだ…
と、ただただため息が(笑
もちろんタイ料理も
タイの屋台の料理も美味しい!
袋に入れて、持ち帰るタイ人も結構いました。
こんなに安くて、美味しくて、種類が豊富にあったら家で作らなくても仕事帰りにサクッと買って帰れるな〜
タイはモンゴルと比較すると、やっぱり食材の種類が豊富です。
その国で手に入る食材と食文化は関係していますよね。
3.人
もう3回目なので、新鮮さがあまり無いかなぁと思っていたけれど…
ドッコイ
とにかくタイの人は優しい!ということを痛感しました。
みんなニコニコしているし、仕事が楽しそうです。
屋台のおばちゃんもカメラを向けると、ニコニコしながら応えてくれます。
本当にいい人ばかりでした。
日本でも「オモテナシ」が一時期流行りましたが、日本のオモテナシは義務感というか、表面的?
でも、タイの人たちは本当に笑顔で「美味しいでしょ?!」なんて感じ。
ますます、タイが好きになりました。
そして、豊かな国際都市である!
GDPで考えるとタイは中進国だそうです。
ただ、バンコクの街を歩いた肌感覚で言うと、東京以上に国際都市な感じがしました。
モンゴルの首都も「なんだすごい都会じゃん!」と思っていましたが、いやいやまだまだでした。。
モンゴル人に「日本はどうしてそんなに発展することができたの?」と聞かれたことがあります。おそらく、多くの外国の人は「日本人は真面目で律儀で一生懸命だから、経済発展することができたんだ」と思っているでしょう。
しかし、日本の現代史を改めて紐解いてみると、日本の経済発展はただ単に運が良かったから、だと思ってしまいます。
そうした過去の経済成長の夢をずっと見続けた結果が、今の日本の状況でしょう。
タイの発展は、ただ単に運だけで来ているのでは無いような気がします。
以前タイに来た時よりも、明らかに発展しています。すごいスピードだなと驚きました。
もちろん、貧富の差はあるのでしょうが、不思議と悲壮感が無いところが、これからのタイのポテンシャルを感じさせるところです。
日本、モンゴル、タイと3カ国で比較すると色々なことが見えてくるような気がしました。
春休み期間の放浪 in エルデネト
同期隊員の任地を訪れ、首都にそのまま戻るのも惜しいので途中にあるモンゴル第二(第三?)の都市のエルデネトに寄ることにしました。
エルデネトは一言で言うと…
The 都会(笑
街が整っていて、首都のUBよりも暮らしやすそうです。
カラフルな建物も目立ちますね。
謎の金の大仏も目立ちますね。
今回は、寒すぎて行くのは断念…
こんな大きなスポーツ施設もあります。
レーニンの横顔
普通に街中で見かける位、エルデネトはロシア人が多かったです。
だからなのか、普通は見かけないОрос Дэлгүүр(ロシアの食料品店)
こんなおしゃれなカフェもありますよ。
かなりレベル高し!
以上、エルデネトに住んでいる隊員に色々と紹介してもらいました。ありがとうございました!
同じ地方都市でも、やはり全然違いますね〜
春休み期間の放浪 in ボルガン
モンゴルの学校は4学期制です。
今年の春休みは、3月23日〜4月5日までありました。
その期間を利用して、任地から飛び出ました!!
首都:ウランバートル
4次隊や現職1次隊(自分もあと1年後…)の送別会に出席。
前日には、UBのユースの女子サッカーチームと親善試合にも急遽参加。
首都は日本企業の方などいて、日本人コミュニティがあります。
人の繋がりが拡がりそうだなと感じました。
地方:ボルガン
同期隊員の活動先にお邪魔しました。
おそらく、同期の中では一番田舎?な町です。(でも一応、県庁所在地らしい)
移動は、バスと列車がありますが迷わず列車で行きました。
頭の中で「世界の車窓から」の音楽が流れますね。
列車の中はこんな感じ。
寝台列車のようになっていて、寝ながら移動できます。
ゆっくり列車の旅もいいものです。
ちなみにこの列車、モスクワまで行けるそう。(JICAの規定でロシアは陸路で国境は超えられないのが残念)
さて、ボルガン。
こんな感じの町です。
他の町はやはり新鮮ですね。
何より、チョイバルサンには無い山がある。
山があるって、景色を立体的に見せてくれるんだなぁと感じました。
ボルガン散策
1.広場とその中央に鎮座する像(どこの町にもあるのかなぁ…)
2.謎のモニュメント
3.博物館(動物の剥製がたくさん。意外と楽しめます)
馬乳酒を作る道具。
4.通称:石ゲル(マルガイ:帽子??)
誰かの霊廟らしい。入り口は鍵がかかっていて、博物館で教えられた電話番号に電話すると鍵の持ち主が現れて開錠してくれる。(RPGかよ…)
ちなみに、一人₮2,000徴収されました。(キイテナイヨ)
チョイバルサンと比べて、Байшин(バイシン:鉄骨の建物)は少ないかなぁって感じでしたが、まぁ同じ地方都市でした。
他の地域に行ってみるのもいいかなぁと感じました。
色々と比較することで、今まで見えなかったことが見えるようになってきたりしますから。
お好み焼き!