モンゴルってどんなとこ?

青年海外協力隊(JOCV)小学校教育での奮闘記

子供達の創造力を解放せよ

1年生の図工の授業に入りました。

1年生は4クラスで、活動先の学校では唯一、午前と午後の二部制をとっている学年です。

 

久しぶりに1年生相手に授業をして

(あ〜1年生ってこんなにも、こっちの想像を超えた行動に出るんだっけぇ 汗)

とあたふたしましたが、それもそれで楽しかったです。

 

 

 

さて、今回の図工では「カラフルな魚を描こう!」というテーマです。

(図工が得意な訓練所の同期にアイディアをいただきました。ありがとう!!)

 

めあては

1.大きく描こう

2.色々な色を使おう

3.子供達の想像力を解放せよ

 

語学力が全然伸びない私にとって、黒板掲示はとても大事。

「これとこれを比べて何が違う?」「こういう風に描くといいね」等

視覚的に提示していきます。(ただ単に、言葉で説明できないだけなのですが 笑)

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絵が下手くそなのはご愛嬌(笑
図工は、上手下手ではないのダァ!!

 

1.大きく描こう

子供に「紙の中いっぱいに大きく描こうね」と言っても、せいぜいリンゴくらいの大きさしか描きません。

「自分のが入るくらいの丸を描いてね」というと、自然と大きな丸を描くことができました。それでも円が描けない子は、そばに行って「手を紙においてごらん。ここからここまで、描くと入るかなぁ?」と線を一緒に引き始めてあげると意外と描くことができました。

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丸を描いたあとは「ここに目を描いて、口を描いて…あれ?魚に見えてきたなぁ〜じゃあ、尻尾も描いて…」「本当だ!」と暗示誘導していきます。

 

2.色々な色を使おう

「自分の持っている色鉛筆の色を全部使って、色を塗っていこうね。同じ色が続かないといいよ〜」と言って、色を塗らせました。

黒板に貼ってある見本通りに塗ろうとするので、時々工夫をしている子供を取り上げて「こりゃぁすごいなぁ!!Гоё(ゴイ:格好いい)ねぇ!」と全体で共有しました。

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子供一人一人が違う魚が完成しました。

何となく味がありますね〜

こういうところが図工の面白いところだなと思います。

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3.子供達の想像力を解放せよ

日本で働いている時に同僚が「図工は子供の内面を見て取ることができる」と言っていたけど、本当にそう思います。

・色を丁寧に最後まで塗り終える子

・塗り方も丁寧、大雑把…etc

・模様をつける子

・黙々と作業する子、周りの友達の塗り方が気になる子、飽きて教室の後ろでモンゴル相撲を始める子(笑

 

図工は子供たちに任せる部分が大きいので、その分子供達の様子がよく分かるんだと思います。

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そこで、やっぱり気になったのは「自分に自信がない子」

今回入った4クラスで、主観的な印象では5割位の子供たちが描いている絵を見に行くと隠します。また、(1年生特有のものもありますが)「これで合ってますか?」「間違ってますか?」正解を求めてくる。

「大丈夫だよ」「大きく描けてるね」「カラフルだね」「かっこいいね」と一人一人声を掛けていきながら、様子を見ていきました。

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「大人になるって自分のできないことを自覚していくこと」なんて言葉をどこかで聞いた気がするけど、子供のうちに「私はこれができない」ってレッテルを自分で貼ってしまうのって、すごく寂しい気がしました。

学校をそのような子供の可能性を潰す場にしてはいけないな〜と改めて感じました。

自由でのびのびとしていていいんじゃないか。むしろ、子供はそういう存在で、無理に矯正していく学校としての存在は、はるか遠くの昔に終わっているのでは?

などと、子供達の様子から色々と考えてしまった図工の時間でした。

 

 

 

手作りピザ

1週間に1回はチョイバルサンの隊員で集まり、食事会なんかをしています。

今回は、ピースコーのアメリカ人から教えてもらったという「手作りピザ」をみんなで作りました。

 

まず、イースト菌を入れ小麦粉を練りねかせます。

イースト菌により、膨れて量が増える生地(笑

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生地をオーブンに敷いて、その上からトマトソースを塗っていきます。

オーブンの鉄板には、マーガリンを塗っておきます。

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ピザにトッピングしたい材料を用意。

チーズは必須アイテムですね。

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玉ねぎやピーマン、サラミなどを乗せても良さそう!!

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あとは、オーブンに入れて、様子を見ながら完成を待ちます…

 

完成!!

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みんなで、美味しくいただきました〜

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Photo『日没の三日月』

 

<思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから>

マザーテレサ

 

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Хавирган сар: 【直訳】肋骨のような月(三日月)

 

 

−25℃のサッカー大会

土曜日に家で休んでいると、急にCP(カウンターパート:活動上の同僚)から電話が…

もう、こうして休日に突然電話が来ることにも慣れました(笑

 

「今日は、バヤルがあるから来なさい!」

モンゴル語でБаяр(バヤル:お祝い事)です。

 

何やら遠くで行われているらしく、学校の先生が遊牧民の車(軽トラックのような車)で迎えに来てくれました。

迎えに来てくれた先生が「あなたが出来る最大限の防寒をして来なさい」と服装にダメ出し。。

 

一体、どんなバヤルなのか…

 

目的地は、市街地から車で10分ほど外れた所にあったコテージでした。

中に入ると先生たちのバカにデカイ声。。

(Архи:モンゴルウォッカを飲んでるな…)

とすぐに察知しました。

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色々な先生たちに話を聞くと今日は、教員の懇親会だったみたいです。

そして、雪上サッカー大会…

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何も、こんな寒い中やらなくてもいいのに…

と思いながらも、先生たちはめっちゃくちゃ楽しそうにやっています。

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コテージの中に入ると、料理やお酒がたくさん。

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そして、このバヤルや18時まで続き、次の日は普通に仕事でした。

 

ほんと、モンゴル人はタフです(笑

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サロンコンサート?いや、なんだこれ!?

2月に入り、モンゴル人は「Цагаан сар(モンゴルの正月)‼︎」とそわそわ気味です。

さて、そんな中同期が習っているモリンホーロの先生がコンサートを行うということで、聴きに行くことにしました。

モンゴルで?しかも、チョイバルサンという片田舎で?しかも、家から歩いて5分程のところにあるホールで?

 

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ホールに着くと、クロークに服を預けます。

(イヤイヤ、普通に部屋着のジャージで来てしまったことに少々後悔…)

 

なぜなら、みんなドレスアップをして、ちゃんとしたコンサートっぽい!!

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開演まで、ワインをいただき。

 

いざ、開演!!

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小さな部屋の中に入ると…

「ここはウィーン楽友協会かぁ!!」

 

↓本物

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↓チョイバル楽友協会

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コンサートが始まりました。

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チョイバルのマエストロが指揮を振ります。

ちなみに、右側に座っている2人は司会者です。

 

演目は、チャイコフスキーからチャルダッシュといったソロ曲もあり、またまたモンゴルの歌も…

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なかなか、楽しいひと時を過ごしました。

まさか、モンゴルのチョイバルサンでこんな演奏会があるなんて思いませんでしたから。

 

 

 

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