モンゴル紀行:列車の乗り方編
待ちに待った。夏休み!!
夏休みという響き…なんて素晴らしいんだろう。
この夏休みを使って、モンゴルを色々知れたらいいなぁと思ってます。
モンゴル人も「夏は一番Гоё(最高)だ!」って言ってたし…
モンゴルの自然を満喫できるのは、この2,3ヶ月という短い夏の間だけだし…
3月には帰国してしまうから、最初で最期のモンゴルの夏休みだし…
ということで、モンゴルの旅Let's Goです。
今回は、モンゴル国内の列車について
モンゴルの公共交通事情
モンゴルの面積は日本の4倍あるので、移動するのにめちゃくちゃ時間がかかります。
そして、都市から都市までめちゃくちゃ距離があります。
自分の任地から首都まで、バスで12時間。
バスで6,7時間の任地なら「以外と近いねぇ」なんて感じてしまったり(?)
モンゴル国内の移動手段は、主に3つです。
1.飛行機
2.バス(乗用車)
3.鉄道
飛行機は、首都から主要な都市に大体あるようです。
しかし、値段が高い!
バスは、一番交通手段としては使いやすいです。
しかし、何時間もバスはキツイ!
そして、鉄道。
これは寝台列車なので、横になれる!
そして、草原の中をひたすら走ります。まさに「世界の車窓から」
しかし、駅がある都市が限られています。
なので、鉄道でいける都市ならば鉄道一択でしょう。
ちなみに、鉄道で中国やロシアに行くことも可能。
ただし、JICAは陸路でのロシア入国を禁止してるので、ロシアにはいけませんが…(残念、シベリア鉄道に乗りたかった!)
さぁ、鉄道の切符を買おう
駅に行き切符売り場に向かいます。
モンゴル語でチケットのことを「тасалбар:タサルバル」と言います。
この文字を手掛かりに売り場を探しましょう。
ウランバートル駅では、向かって左側の建物にあります。
チケット売り場の様子
窓口の上に番号がありますが、この日行った時はほぼ意味をなしていませんでした。。
整理番号券を取って、待っていたら急に窓口のお姉さんが「番号関係なく直接来て!」とキレ気味に言って、売り場で番号を待っていたモンゴル人が殺到するという事態に…
暴動が起きそうでした。
時刻表
料金表
残念ながら、英語は全く書いていないのでキリル文字を見て探すしかありません。
今回の目的地は32.Сайншандです。
列車の料金は3種類あります。
左から、①噂によると普通の席 ②個室ではないけど寝台 ③個室…
周りを気にせず、ワイワイ列車の旅を楽しみたいなら③個室がいいですね。
しかし、今回は③個室が満席だったので、②個室ではないけど寝台にしました。
そして、こんな感じの切符をGetです。
Вагон, байрын№ が、車両番号 - 席番号ですね。
今回の距離は474km(ちなみに、東京 - 大阪間は約500km)
それを9時間半かけて行きます。(ちなみに、東京 - 大阪間の新幹線は3時間40分)
発車までしばらく時間があるので、駅舎の中を散策です。
食堂もあり、食事をすることができます。
定番のホーショルやボーズも有。
待合室に自動販売機を発見!
しかも、日本の飲料水も!
しかし、この自動販売機。お釣りが出てこない自動販売機でした。。
ぴったりのお金を入れないと、自動販売機に全て吸い込まれますのでご注意を…
(ちなみに、同期隊員は吸い込まれました 笑)
必要なものを買い物して、いざ列車へ。
乗車口には係員が立っていて、チケットを渡します。
この時にチケットを一旦回収されてしまうので、自分の席番号を覚えておきましょう。
車内はこんな感じ。
こんな感じのボックス席です。
予定の時刻を少しすぎたくらいで、何の合図もなく列車がゴトンと動き始めます。
車内の係員がシーツとお湯の入ったコップとお茶を持って来てくれました。
ちなみに、このお茶サービスは切符を買う際に断ることもできるそう。(後から知った)
また、車内にはお湯のセルフサービスがあるので、お湯は使いたい放題です。
車内販売もたま〜におばちゃんがワゴンを持って来てくれるので、買いたければチャンスを逃さず買ってみるのもいいでしょう。
あとは、ひたすら時間を潰します。
車窓の景色を眺めならが、あることに気づいてしまいました。
ほぼ景色が変わらないということに…
そして、やっと到着!!
バス移動もそうですが、昼間の移動は時間がとても長く感じます。
夜行でいけるならば、夜行が断然いいですね。
(残念ながら、Сайншанд行きの列車のもう1本は現地に夜中2時に着くのしかないので、今回は諦めました)
まぁでも、バス移動よりは絶対楽。
それは確実に言えることかと思いました。