Баги нарын Баяр(バクシナリンバヤル):先生のお祭り 後半
前半では高校生達が祝ってくれたり、町のホールで表彰があったり…
ホールでのБагш нарын Баярが終わると…
職員旅行。。
夜の19時に観光バスで出発…
前日に学校の先生から「明日、職員旅行だから。行くでしょ?」と言われ思わず「Тийм(はい)」と答えてしまった。。
「まぁ、思い出作りに行ってみるかぁ」とだいぶ、この1年間でモンゴルにも慣れたなぁと思います。
去年も職員旅行があったけれど、JICAの3ヶ月ルール(初めの3ヶ月は任地を離れてはいけない)のため行けなかったこともあるので。
さて、旅行の実際…
15時に出発すると聞いていたので、ホールから急いで家に帰り準備をしました。
念のために「何時に出発する?」かを電話すると「まだ分からないから、家で待ってて〜」
やっぱり(笑
ゆっくりし過ぎてウトウトして目を覚ますと19時に?!
するとちょうど電話がかかってきて「すぐに学校に来て!!早く早く」
学校へ行くと、大型の観光バスが止まっていてバスの中ではすでに宴が始まっていました。
そのままバスは草原に囲まれたは真っ暗な道を走って行きます。。
そして、夜中の2時頃にとある広場でバスが停車。
理由も分からず運転手がバスから降りていってしまいました。
エンジンも切られ、一気に冷え込む車内。。
寒くて起き始めた先生達も「どうしたの?!」と叫ぶけれど、誰も分からず。
とりあえず、寒い車内で車中泊です(笑
とにかく狭いし、寒いしで辛かった…
ほとんど眠れず、朝を迎えます。
7時になると運転手がバスに戻って来て運転再開。
営業時間をキッチリされている方だったのか?謎です。
チンギスハン誕生の地
今回宿泊する場所は、隣の県ヘンティー県にあるダダルという村です。
ここは、チンギスハン誕生の地として有名らしいですが、それらしいものは何もなく、あるのはこの石碑くらいでした。
宿泊地の周りには池や森があったり…
牛が放し飼いになっていたり…
程よく樹木もあったり…
なかなか静かで良い場所でした。
先生達も「田舎は最高!空気も最高!これで健康になれる」と保養地を十分に堪能している様子でした。
職員旅行で何をするのか?
1.食べる
2.スーテーツァイ(モンゴルのミルクティー)を飲む
3.Архи(モンゴルウォッカ)を飲む
4.歌う
5.踊る
6.寝る
シンプルといえばシンプル。そんな旅行です。
ある先生がギター1本で音楽を奏でると、みんなで大合唱。
とにかくそんな宴が延々と続きます。
酒と歌はやっぱり万国共通の宴要素なんだろうと思います。
また、今回は小学校のある先生が、モンゴル国内で1番素晴らしい先生だという賞をもらったらしく、先生達はテンションMAXでした。
私は、体力の限界を迎えスッーと姿を眩まし離れたコテージで寝ました。
なんだか、寝ているときに蒙古襲来を受けた気がするけれども、それはそれで嵐のように去っていった気がします。。
そして観光
次の日
午前中は何となくグダグダして…
午後3時くらいから近くを観光します。
観光といっても、丘を登って…
太陽からエネルギーを受け取ります。
大地からもエネルギーを受け取ります。
チンギスハンが飲んだと言われている湧き水を飲んで、エネルギーを受け取ります。
そして一度保養地に戻って、片付けをして、スーテーツァイを飲んでグダグダして…
「帰るかぁ」となったのが、17時。。
往路で7,8時間はかかったから家に着くのはもう夜中確定です。。
そして、そして最後まで何かがある!!
バスが草原の荒地をガタガタ走っていると、急にガタンとなって動かなくなりました。
何とバスの後輪が砂浜のような砂に埋まっています。
全員でバスを押しても全然動かない…
でも、先生達に悲壮感は全然ない。何で?!!
周りは草原で、全く人家の明かりは無いし、助けも呼べない。。
そこに偶然木材を積んだトラックが通りかかり、木をタイヤの部分に設置して何とか砂場を脱出。。ほんと奇跡的にトラックが通りかかって良かったです。。
こうして何とかなってしまうのがモンゴル!!
実際にチョイバルサンに着いたのは、午前4時。
雪がかなり降っていました。
でも次の日には、止んで溶けていましたが…
最後に
1年経って、だいぶモンゴルに慣れたなぁと感じる、そんな職員旅行でした。
これが1年前だったら、途中で泣いていたかも(笑
人は環境に慣れる生き物である。