教育局セミナー:日本の授業とモンゴルの授業の違いは?
チョイバルサンの教育隊員は、県の教育局で月に1回現地の先生たち向けにセミナーを行なっています。先輩隊員が何代も受け継いできているセミナーです。
モンゴルの先生たちと話をすると「日本の授業はГоё:最高だから、授業の仕方を教えて欲しい」とよく言われるのですが「いやいや、先生たちの授業もГоёですよ〜」とよく話をします。
でも、自分から見て課題はもちろんあると思っている。
なぜ自分はその課題が分かるのか?それは、日本の授業を知っているからなんです。
そこで今回は「日本の授業を見てモンゴルとの違いを考えよう」という内容にしました。
問題発見の基本は二事象比較が基本なのです!!
(ここでも、問題解決学習のクセが 笑)
モンゴルの先生たちは、モンゴルの授業しか知らない。だから、実際に自分の目で日本の授業を見て自分で考えて欲しいと思い今回のセミナーを考えました。
セミナーの内容はいたってシンプル
1.教師の仕事って何ですか?
⇒それぞれグループで出し合ってもらう。全体共有。
2.ラーニングピラミッドの説明。
⇒一斉指導ではなく、学び合いの重要性。
3.日本の算数の授業の動画(モンゴル語字幕付き)
4.モンゴルの授業と何が違ったか?そして、教師の仕事とは何か?
⇒それぞれグループで出し合ってもらう。全体共有。
5.今日の感想、次回やって欲しいセミナーの内容。
さて、モンゴルの授業と何が違ったのか?
「わからない子供に対するフォローがしっかりしている」「板書が計画的」「板書の掲示物がわかりやすい」…etc.
でもダントツに多かった意見が「話し合いの時間がとても多い」でした。
(あえて、そうした授業の動画を見せたのですが)
ただし、この「話し合いの多い授業」ただ教師が「話し合いなさい」とだけ言ったら子供達が活発に話し合うのですが、そういう学びの風土を作っていくまでの過程がめちゃくちゃ重要で大切!!
そこらへんを、徐々に話していけたらいいかなぁと思いました。