11月活動記録 【туршилт 実験】
4年生のクラスに入って算数の授業をしていますが、5年生の先生から「理科の授業を見て〜」と言われ、理科の授業を見学しました。
(詳しくはよく分からないけれど…)今度、県の先生たちの中で授業を競い合うらしい。しかも、明後日…
こうした急なところは、相変わらずといった感じです。。
授業の内容は物質の単元で「元に戻るものと戻らないもの」といった感じの内容です。
・水は氷や水蒸気になっても元に戻るね!
・水に入れた物質(砂鉄とか)もろ過したり、磁石を使うと取り出せるね!
・ものを燃やしたら元に戻らないね!←今回はこれ
まぁ、単元的にも内容的にもツッコミどころは満載です。
そして、実際の授業での問題文に関してもツッコミどころは満載。。なのですが、明後日授業なので「問題文そのものがダメ」とも言えず。
実験に関して色々とアドバイスをしました。
まず、今回やる実験はこれ
そして、実際の授業での様子はこんな感じ
まず、
・机の上を綺麗にしよう!
・実験道具以外はしまおう!
・火を使う実験では、立って実験しよう!
・マッチは、火をつけたら下にしないで持とう!
とアドバイスすると…
「じゃあ、実験の注意点を録画したビデオを作ろう」と…
子供二人に協力してもらって、NHKデジタル教材並みのビデオを作りました(笑
視覚教材としては最高だけれども、理科教育としてはどうなんだろう…
と思いながらも、色々と監修しました(笑
授業の前日「16時から授業をやるから見に来て」と…
(え?子供は?)
1クラスだけ、残っていました。
いやぁ、子供達もお疲れ様です。
そして、板書や実験に関してフィードバック
発問と黒板掲示の出す順序や、授業の中での緩急…
(黒板の貼り物は好きでは無いけれど…まぁ、しょうがない。)
実験では、机の上に道具を入れるカゴと男子の制服のネクタイについてアドバイスしました。
そして、この日話題になったのは「子供に実験道具について考えさせるかどうか?」について。
ある先生は「子供たちは実験について見通しが無いから考えることはできないし、先生が実験の手順や道具を最終的に示すのであれば、考えさせる意味がない」
授業者の先生は「一回自分で考えてから、教師の提示を見ることによって、自分の何が間違っていて、何が正しかったのか理解することができるから、一度考えさせる意味がある」
そして「アキ!どっちが正しいの?!」
ん…難しい問題ですなぁ。
これに関しては、単元によるとしか言いようがない。
例えば、子供達が自分たちで実験を計画できる(つまり、生活知や既習事項によって可能)のであれば計画させれば良いし、全く知らない道具や物を使うのであれば教えなければならない。
ただ気をつけなければいけないのは、授業で常に教師が答えを用意し示していると、子供は教師の正解を探るようになってしまう。(つまり、絶対的な正解を求めてしまう)
なんて、モンゴル語で言えるわけもなく。。
「先生たちの考えは、よくわかります。また今度話しましょう。明日授業だから、とりあえず今のままでやりましょう」としか言えなかった。。
さて授業当日
他の学校の先生たちも授業に様々な工夫を凝らしていて、勉強になります。
ここに参加している子供達以外はどうなっているのか?休みなのか?不明です。。
作成した実験ムービーも順調(笑
実験も特に事故無く終わりました。ホッ
午前中で全ての授業が終わりました。
理科の授業に関しては、4人の先生が授業を行いました。
そして、うちの学校の先生がその中でも一番良い授業をしたらしく、今度は県大会(?)へコマを進めるそうです。
ほんと詳しいことは、全然わからなかったですが。。
こうして、授業を研鑽していく仕組みがあることは良いことです。