11月 活動記録【хичээл 授業】
自分が授業をするか、しないか。。
それに迷いを感じていた日々。
今の語学力では、絶対にろくな授業はできない…
でも今の現状もたいした活動をしているとも言えないし、何より日々の活動に充実感が無い。。
本を読みあさったり、同期隊員や先輩隊員に愚痴を聞いてもらったり、経験を聞いたりと…
そしてたどり着いた答えは「授業をやる」ということ。
「自分がやりたいことやっちゃえ!」と割り切っちゃいました。
(アドラー心理学でいう課題の分離?笑)
下手でも子供達に伝わらなくても、自分が授業をしたいからやっちゃう。少なくとも現状からは、何か変化するはず。
自分が協力隊に応募した動機も、現地の学校で現地の子供たち相手に授業をしたいから。
そんなことも思い出しました。
そして2年の先生たちに「授業をしたい」というと「じゃあ、一緒にやりましょう」と快く受け入れてくれました。
感謝!
やる教科は、日本でいうと理科(のような、生活科?)の単元です。内容は「音」
昔の日本の理科でも扱っていたそうですが、今では無くなってしまいました。
1クラスに与えられた時間は2時間なので、今回授業で行う活動は、大きくは2つ。
「ストロー笛」と「糸電話」
ストロー笛では、音は物が振動することによって出ることを体感させたい。その仕組みを利用して、糸電話で遊ぶ。
また、グループでの活動も十分に取り入れたいなぁ。。
さて、実際の授業
自分が板書したり、指示したことを担任の先生がもう一度言いなおすという感じ。モンゴル語をモンゴル語で通訳する感じですね(笑
ストロー笛は、比較的簡単に音が出て楽しく活動できました。
教科書に書かれている言葉を基本として、発問を考えたけれど、予想していた答えとは違うものが…
やっぱり、言葉のニュアンスが難しい。。
でも、最終的には想定したように「震えると…」という言葉を出させることができました。
そして糸電話
意外と器用に作っている様子に感心しました。また、出来ない子には、近くの子供が手伝っている姿も見られて、とてもいい感じ!
糸を交差させると、複数の人数で同時に会話もできる!
なんてこともしました。(本当は、気づかせたいけれど発問が難しい…)
糸電話では「聞こえる時と聞こえない時では何が違う?」なんて発問しましたが、なかなか難しかった。
最終的には、担任の先生が「こうでしょ!」と教えてしまって。あらあら…という感じに(涙
そしてグループ学習
グループ内で一人一人感想を発表。
モンゴルでは、どうしても「先生」対「1人の子供」の発表になりがちなので、こうしたグループ学習の方法もどんどん知ってほしいですね。
3日間で14時間(フルで15時間)という、なかなか詰め詰めのスケジュールで授業をしましたが、とても楽しかった。
やっぱり授業だな!
と確信を持った3日間でした。
そして、今の自分の語学力と今の世界的な教育の潮流、そしてモンゴルの教育の課題を総合的に考えると…
何か自分のやるべきことがちょっと見えた気がしたな。
次は、4年生の先生たちと授業を考えていきます。