11月 活動記録【тэмцээн 大会】
放課後に先生たちが忙しそうにしていた理由。
それは、クラス対抗のтэмцээн(テムツェーン:大会)があったからでした。17時から練習を始めるクラスもあったくらいです。
さて当日、そのтэмцээнが行われる学校の講堂へ行くと、爆音とともに、子供達が歌や踊りを披露しています。
モンゴルにはいつくかの民族がいます。それぞれの民族の衣装や踊りをクラスごとに披露します。
こうした自国の伝統や文化を大切にする姿って素敵ですよね。
日本で小学生が着物や浴衣を着るなんて無いですもんね。
そしてその歌や踊りを、音楽の先生たちが、審査をします。
これが、тэмцээн(大会)といわれている理由かぁ。。
「日本でも同じような行事があるでしょ?」と聞かれたけれど、だいぶ雰囲気が違いますね。
日本の場合は、学習発表会という形で演劇、音楽、図画工作を披露しますが、その過程を大事にしたり、達成させることに意義があるような気がします。
でも、モンゴルでは結果を大事にするのかなぁ。なんて感じたり。
そこは考え方が微妙に違いますね。
そして、このтэмцээн。スケジュールを見せてもらうと、何と朝の9時から19時まで休憩無しのぶっ続け鬼スケジュール!!
子供達は、自分たちの出番だけ出ればあとは終わり(つまり、他のクラスの鑑賞はありません。)だけれども、審査している先生たちは??!!
「アキ!あなたの仕事はこれよ!」
とビデオ記録係りに任命されましたが、ぶっ続けはキツイ…
結局、小学校の全部のクラスが終わったのが15時くらい。
6時間ずっ〜とビデオを撮影していました。
中学校が始まりそうだったので「じゃあ、自分はこれで…」とそそくさと退散!!
逃げ時が肝心です。
後日聞くと、スケジュールが押しに押して終わったのは夜の23時だったそう。。
いやいや、最後までいなくてよかった。
それにしても、本当にタフというか何というか。
しかも、今回の衣装は全部手作り!
保護者が放課後に学校へ来て、全員で協力して作っていました。
ある意味、学校と保護者が一体となって作り上げたтэмцээнだったと思います。