モンゴルってどんなとこ?

青年海外協力隊(JOCV)小学校教育での奮闘記

11月 活動記録【арга чарга 工夫】

2週間隔で、1つの学年に入ることにして、2学期が始まりました。

2年生の教室にまずは、入って授業を見学します。

色々なарга чарга(アラガ チャラガ:工夫)があって、改めてモンゴルの先生たちの熱心さに驚きます。

 

日本ではおなじみの声のものさし

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低学年ではおなじみの時計の掲示

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学習内容を示す黒板掲示

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全て、視覚的にうったえる工夫がされていてとても良いですね。

でも、まだまだこうした掲示を使いきれていない感があって、とても勿体無い。日頃からの繰り返し指導が必要です。

また、1つの教室だけで学年全体に浸透していない。ぜひ全ての教室で取り入れて欲しい。そういう部分も、改善できたらいいなと思うことの1つです。

 

また、こんな教具の工夫も!!

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ラミネートを使った簡易ホワイトボード。ちゃんと、マスも印刷されていて細かい配慮が素晴らしいです。

日本でも、よく使われる方法ですが、それがモンゴルでも見られるとは驚きでした。

そして、うまく使いこなしている。

 

これは、算数の復習場面

算数の授業始めに、ちょっとした復習の時間を入れることはとても有効です。

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こうして、上に掲げることによって、全員に個人的な責任が生じるし、書いたか書いていないかが一目でわかります。

 

はやく問題を解き終わった子供には、このような紙を渡して書かせます。

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何のためかというと…

 

黒板に貼って、説明させるのに使っていました。

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子供に黒板に直接書かせると、チョークや垂直な黒板に書くことに慣れていないので意外と大変なことなんですね。これなら、それほど抵抗なく書くことができます。

 

また、黒板の掲示物もクリアファイルに印刷物を入れることによって、中身を入れ替えるだけで何度も使えるし、ホワイトボード用のペンで何度も書き込めます。

素晴らしい!!

 

子供がストレスなくのびのびと学ぶためには、環境を整えてあげることが非常に大切です。でもそれは、ただでさえ忙しい教師の仕事を増やすことにもなるわけで、この教室環境は担任によって差が出てしまいます。ただ、良いものはやっぱり良いんですよね〜

改めて、教師の仕事って限りがないなぁ…って感じます。

 

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