10月 活動記録【багш нарын баяр バクシ ナリン バヤル】No.2
…前回までのこと…
багш нарын баяр(バクシ ナリン バヤル:先生達のお祝い)の発表会のために、猛練習に取り組む日々。
そろそろゴールが見えてきた!!
リハーサルのためТеатр(テアトル:劇場)に楽器を運び、練習です。
子供達も手伝ってくれています。本当によく働きます。
舞台でリハーサルを行っていきます。
演目ごとに衣装が違うので、終わったら次の衣装に着替えて…
と大忙しです。裏の控え室では、大わらわ。
一通り、練習が終わると1つ問題発生。
合唱の声が聴こえない。
バックミュージックの音が爆音すぎて生声がかき消されてしまっているのです。
バックミュージックを小さくすればいいのですが、それを…
レコーディングで解決!
そこまで爆音にこだわりたいのか?!
ということで、先生達全員でパートに分かれてレコーディングです。人生初のレコーディング。
そして完成したのは、バックミュージックと歌声の入ったもの。
(もう、これ本番で口パクでも同じ?!)と思った人はどれだけいるんだろう…
いよいよ本番前日(土曜日)
午前中に練習をして、午後は18時からТеатр(テアトル:劇場)で練習です。
楽器をТеатр(テアトル:劇場)に運びます。なんかのバンド集団みたい。
会場も準備が始まっています。
でも、これ18時に練習始められる?
案の定、練習が始まったのは20時頃
そして、終わったのは22時でした。。
この飾りも、全部手作り。作った人は、徹夜で作ったそうです。
ほんと、モンゴル人ってタフ。疲れを知らないの?!
ー本番当日ー
9時集合だけれども、やっぱり…
誰もいない控え室
舞台は着々と準備が進んでいます。
高校の頃の定期演奏会を思い出しました。
主に学校の先生達が来るそうです。
予約席多すぎでしょ(笑
控え室では、ひたすら待機。
始まるのは、12時からですからね。
「アキ!仕事だ!」と男の先生達に声をかけられ地下の部屋へ…
(これはヤバいやつやぁ…)
そして、先生の懐から出て来たのはピストル!!
ではなくархи(アリヒ:モンゴルウォッカ)笑
「景気付けダァ!」「今日はお祭りだ」
と男10人近くが円になって、それぞれархиを一気飲みの回し飲み(笑
さて会は着々と進んで行きます。
この日は、先生達の表彰もあり発表の前にその表彰会があります。
(モンゴルでは、なんだか功績があった先生は表彰されます)
子供達も準備舞台裏で準備を進めます
先生達も記念撮影
格好がメイド姿ですが、コスプレではなく衣装。
モンゴルの昔の制服はこんな感じだったらしいです。
約1時間遅れて…
いよいよ開演です。
チョイバルの同期隊員が日曜日なのに、来てビデオや写真を撮ってくれました。
ありがとう!!
感想:「めちゃくちゃレベル高くて良かったですよ!でも、後藤さん目が死んでましたよ 笑」
そりゃ、そうなるわ(笑
終わった後の先生達。楽しそう!
後日聞くところによると、
他の学校は子供が主に出て音楽の先生がちょこっと演奏して終わるのが主流らしい。
けれど、うちの学校は先生が全員出て、みんなで作り上げた。「だからГоё(ゴイ:最高)なのよ」と言っていたのが印象的でした。
終わった後は、近くのレストランでパーティ
先生達全員、パーティ衣装に着替えて参加しています。
それを知らなかった自分は、普段着(汗
美味しい料理にもちろんархи(アリヒ:モンゴルウォッカ)
3杯乾杯(一気飲み)が礼儀らしく、みんな飲んでいました。ほんと、酒が飲めない人にはツラい慣習です。
会費は30,000₮でお高めです。
(ちなみに、モンゴルの平均月収は500,000₮:約22,350円。先生達も同様です。)
こうしたパーティーは年に数回あり、特別な日なんだろうなと感じました。
そしてбүжиг(ブジッグ:ダンス)
自分も教えてもらいました。
音楽が変わり
ダンスバトルが始まったり…
DJをやっている先生が「さぁ、みんな盛り上がってбүжигしようぜ!!」ってガンガンの爆音を流す
クラブかよ(汗
っていうような雰囲気
こうして、багш нарын баяр(バクシ ナリン バヤル)は終わりました。
もちろん次の日は仕事なのですが、高校生達が先生の代わりをやっているので、実質休み。(来て教室に入っている先生もいました。すごい)
まぁ、とにかくみんな元気です。
このタフさはどこから来ているのか聞くと、100%の確率で「мах(肉)を食べてархи(ウォッカ)を飲んでるからだ」と答えが返って来ます。
本当かよ!!(笑