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モンゴルってどんなとこ?

青年海外協力隊(JOCV)小学校教育での奮闘記

被災地

日本 二本松訓練所 1年目

今日は、JICAが企画した「被災地視察」に参加してきました。

 

3.11の時に、二本松JICA訓練所は避難所となり、それ以降被災地とつながりを持ち続けているそうです。

 

(なんか、被災地視察って気がひけるな…)と思っていましたが、行った後は気持ちが大きく変化することになります。

 

まずは、最近まで許可がなければ入ることができなかった浪江の沿岸区域。

原発から5キロ圏内の場所です。

でも、線量は0.057と大分低いです。

爆発した時に、吹いた風が海側と西側だったので、この場所は低いそうです。

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でも、最近(3月)まで立ち入り禁止区域だったので震災当時のままです。

まるでこの場所は震災から、時間が止まっているようです。

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この場所には、請戸小学校という学校があります。

中を見せてもらいました。

学校ということで、特別な感情になります。

 

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この請戸小学校、子供の犠牲は1人もいなかったそうです。

地震が起きたら、すぐに2km先の山を目指して避難した。

そうした、初動避難が功を奏したらしいです。

 

遠くに小さく見えるのが、福島第一原子力発電所

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この区域に入って、感じたことの一つに自然の美しさです。

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ここの区域は5年間人の手が入りませんでした。

そのため、自然がありのままの状態(人工的なものが一切ない)なのです。

絶滅危惧種に指定されている動植物が、この地域には生息しているそうです。

こうした言葉がふさわしいか分かりませんが。

本当に、この場所は美しかったです。

 

人と自然との関係について考えてしまいました。

 

次に浪江の町へ向かいます。

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浪江町は、避難指定区域になっており、住民は1人もいません。

 

人が1人もいない状態とは、とても恐ろしいです。

聞こえるのは

風で木の枝が揺れる音、カラスの鳴き声

人がいない町が存在すること。

 

なんとも言い難い、恐ろしさ。

こんな感覚になったのは初めてです。

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この視察を通して感じたことは、まだ震災は終わっていないということです。

 

そして、こうした現実は地震津波が原因でなっているのではなく、原発が原因であるということです。

 

視察には、南相馬出身の方が語り部として案内してくれました。

 

最後にその方が言った言葉で印象に残っていること

原発は社会のコミュニティをも壊した(賠償金などのこと)」

「海外に行ったら、福島の人は元気にやっていると伝えて欲しい」

(以前、聞いた話では「日本人はヒロシマナガサキの野菜を食べているのか?」という現地の人もいたそうです。)

 

今回の視察を通して、多くのことを考えさせられました。

実際に見て、感じて、知ることができたから考えることができたんだと思います。

このことは、絶対に伝えていかなければならない。

 

原発が良いとか悪いとかという話で終わるのではなく、ここから何を学びこれからどうしていくのかを考えなければいけない。

また、多くの人と一緒になって考えていかなければならない。