春休み期間の放浪 in ボルガン
モンゴルの学校は4学期制です。
今年の春休みは、3月23日〜4月5日までありました。
その期間を利用して、任地から飛び出ました!!
首都:ウランバートル
4次隊や現職1次隊(自分もあと1年後…)の送別会に出席。
前日には、UBのユースの女子サッカーチームと親善試合にも急遽参加。
首都は日本企業の方などいて、日本人コミュニティがあります。
人の繋がりが拡がりそうだなと感じました。
地方:ボルガン
同期隊員の活動先にお邪魔しました。
おそらく、同期の中では一番田舎?な町です。(でも一応、県庁所在地らしい)
移動は、バスと列車がありますが迷わず列車で行きました。
頭の中で「世界の車窓から」の音楽が流れますね。
列車の中はこんな感じ。
寝台列車のようになっていて、寝ながら移動できます。
ゆっくり列車の旅もいいものです。
ちなみにこの列車、モスクワまで行けるそう。(JICAの規定でロシアは陸路で国境は超えられないのが残念)
さて、ボルガン。
こんな感じの町です。
他の町はやはり新鮮ですね。
何より、チョイバルサンには無い山がある。
山があるって、景色を立体的に見せてくれるんだなぁと感じました。
ボルガン散策
1.広場とその中央に鎮座する像(どこの町にもあるのかなぁ…)
2.謎のモニュメント
3.博物館(動物の剥製がたくさん。意外と楽しめます)
馬乳酒を作る道具。
4.通称:石ゲル(マルガイ:帽子??)
誰かの霊廟らしい。入り口は鍵がかかっていて、博物館で教えられた電話番号に電話すると鍵の持ち主が現れて開錠してくれる。(RPGかよ…)
ちなみに、一人₮2,000徴収されました。(キイテナイヨ)
チョイバルサンと比べて、Байшин(バイシン:鉄骨の建物)は少ないかなぁって感じでしたが、まぁ同じ地方都市でした。
他の地域に行ってみるのもいいかなぁと感じました。
色々と比較することで、今まで見えなかったことが見えるようになってきたりしますから。
お好み焼き!
Skype交流:2回目
前回1回目のSkype交流をして、今回は2回目です。
今回のテーマは「互いの国を紹介しよう」です。
モンゴルの何を紹介するか?
モンゴルはЦагаан сар(ツァガーンサル:モンゴル正月)明けだったので、モンゴルの伝統的な服装やЦагаан сарの挨拶について紹介しました。
今回は、活動先のЗахирал(ザヒラル:校長)も見に来てくれました。
モンゴル正月では、このように年長者に対して挨拶をします。
正月という文化は各国あれども、挨拶や食べ物と言った文化は違って面白いですね。
自分が実際に行ったモンゴル正月↓
日本からは…
日本からは「知床の世界遺産」「姫路城」「厳島神社」「スカイツリー」でした。
そして、今回はお互いに紹介することが多くそれを通訳というのが自分の役割でした。。
日本からは、子供達が発表するための原稿や調べた内容を事前に送ってもらい、知らない単語を調べておきました。
Skypeなので、写真などを見せることができてモンゴルの子供達も、自分の拙い通訳でも伝わったのでは無いかなと思います。
姫路城の桜の写真は、やはりグッとくるものがあり、モンゴル語での説明にも力が入りましたね(笑
今回の世界遺産の紹介は、子供達の提案だったそうです。
日本に普通に住んでいて世界遺産を調べたり、ましてや紹介なんてしませんよね。
こうしたSkype交流を通して、日本の子供達が自国を振り返る機械になっているんじゃ無いかと思いました。
最後に
子供達から「ジャンケンをしたい」と要望があったので、1対1で5回勝負のじゃんけん大会をしました。でも、Skypeのタイムラグで上手くいかず…(笑
でも、そうした失敗を経験することも良いんじゃないかと思ってます。
このSkype交流を通して、自分自身も学びがたくさんあるし、日本の子供達にもたくさん学びがあるような気がして、とても楽しくできています。
次回の日程調整も行なっているので、どのように実践できていけるか楽しみです。
途上国あるある
日本では滅多に起きないことが、途上国では稀に起きます。
そして起きました。
水漏れ…
トイレの下の隙間から水が漏れ出るようになってしまいました。
なので、下の隙間をコンクリートで埋めました。。
でも、手の届かない後ろから水が!!
ウゥ…ン。
すると下の階の住人から「水が漏れて来てるぞ!!」と(汗
JICAの調整員やカウンターパートや近くに住んでいるモンゴル人の同僚や大家…
ありとあらゆる人に電話をして状況を報告します。
調整員さんに電話をすると「よくあることだね(笑 自分に過失がない場合は、大家の責任なので大家に修繕してもらうといいですね」
ということなので、大家と交渉。
意外とすぐに来てくれて状況を確認してくれたけれど、大家は次の日から田舎に行くそう。しかも、携帯の電波が通じない!!
次の日…
ドアをダンダンと叩く音で目が覚め出て見ると知らないおじさん。
なんでも、大家のお父さんらしい。
「トイレを交換して欲しい」というと「トイレは高い。お金が無い」という始末。
月の家賃で購入、修繕して欲しいと伝えると
「じゃあ、トイレを見てくる」
と言って去ってしまった。
その日は、何か知らない人が何人も来て水漏れのトイレを見ては「これは、交換するしかない!」と言って帰る(笑
そして次の日…
モンゴル人の同僚から「今日の10時に大家のお姉さんがトイレを買って持って行くから家にいて」と言われ、ホッ
しかし、実際来たのは16時(笑
でも直してくれるなら、なんでもいい。とにかくありがとう!!
訓練所にいるときに海外保険で「水漏れはよくありますから、ぜひご加入を!」と言っていて「そんなことあるの?」と思っていたけれど、実際本当にありました。
しかも、先輩隊員に聞くと結構経験しているみたい。
生活してみないと分からない事ってありますね。
いい経験になった。
モンゴル人のお宅訪問
同期隊員が馬頭琴(Морин хуур)を習っています。
その先生が、隣の建物に住んでいます。
よく「夕飯を食べに来なさい」と言われるので、行くことにしました。
その日は、モンゴル料理Бууз(ボーズ)を作るというので一緒に作りました。
小籠包に似ている食べ物です。
皮は小麦粉を練って、作ります。
小麦粉を長く伸ばして…
それを適当な大きさに切ったら、餃子の皮のように丸く伸ばします。
(これが難しい…)
でも、さすが何十年もの手つきは違いました。
伸ばした皮に肉を置いて包んでいきます。
生地が意外と伸びるので破けることはないですが、包むのが難しい!!
(結局全部難しい)
「モンゴル料理は、この小麦と肉で色々な料理ができるのよ!」と言っていました。
確かに…それはよく分かります。
郷土料理はその国の土地、気候にあった料理なんだとつくづく思います。
こうして見ると、先生が作ったものとそうではないものの差が歴然(笑
20分ほど蒸します。
そして食べます。
日本の食卓は一汁三菜というように、ご飯、汁物、お菜と食卓に並びますが、そうではないモンゴル。
これも食文化の面白さですね。
モンゴルでの商売
印刷屋さん
その名も「Канон Төв:カノン トゥウ」
カノンって…もしや…
何て思ってしまいますが(笑
働いているお姉さんは、2人いました。
そのうち1人にお願いすると、右側に置いてあるコピー機で印刷してくれます。
1枚:約5円
学校には、日本で言うところの家庭用のプリンター(EPSON)はありますが、大量に印刷するには向いていません。
たくさん印刷したい時などは、こういう店を使うのかな。
(自分はまだ使ったことがありません)
日本では、毎日のように学校で大量印刷をしていましたが、このような環境にいると「いかに印刷しないで授業をするか」を考えるので、いい機会になっています。